コロナ病棟

認知症とコロナ①

こんにちは、もここです。

 コロナ病棟には認知症の患者さんもたくさん入院されています。

コロナ病棟は特殊な環境下にあるので、認知症を進行させてしまう要因がたくさんあり、認知症を進行させないためにも対策を立てて色々取り組みをおこなっているのですが、できることに限りがあり、いつもジレンマに陥っています。

認知症とは

「一度獲得された知的機能が、後天的な脳の障害によって全般的に低下し、社会生活や日常生活に支障をきたすようになった状態で、それが意識障害のないときにみられる」と定義される*1

 コロナ病棟における認知症を進行させてしまう要因

  1. 感染面・医療安全面での管理が重視されてしまい自尊心を傷つけられる
  2. 身体的・治療における苦痛がある
  3. 慣れない環境で不安、いつもできることができない
  4. 日にち・時間の感覚がなくなり、昼夜逆転になりやすい
  5. 生きる価値や楽しみ生きがいを見いだせない
  6. 日常生活行動が低下しやすい 

 自尊心を傷つけられる

感染面・安全面を最優先され、規制が多く、注意されることも少なくない。

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 身体的・治療における苦痛がある

酸素化不良による息苦しさ、発熱による全身倦怠感、食欲不振などがある。点滴・酸素投与・吸引などによる苦痛がある。

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慣れない環境での生活

生活の場所が変わること(入院生活)で当たり前にできていたことが急にできなくなったり、いつもそばに居てる家族がいないことで不安が増長する。

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昼夜逆転になりやすい

緊急入院のことが多く、状況が理解できない。時計やカレンダーを持ってきておらず、日にち・時間の感覚が分からなくなり、昼夜逆転となりやすい。

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生活に刺激がなくなる

病室で過ごす時間が長くなり、TVを見るぐらいしかすることがない。

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ベッド上生活による日常生活行動の低下

ベッド上の生活が長くなると筋力低下が起こり、歩行が不安定になったり、今までおこなえていた生活行動が自分でできなくなる。

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明日は認知症を進行させないための対策についてお話しますね。

*1:

日本精神神経学会、監修.「認知症疾患診療ガイドライン」作成委員会、編集. 認知症疾患診療ガイドライン2017. 東京:医学書院;2017.

 

 

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