こんにちは、もここです。
お局様って仕事がバリバリできて、何でもできちゃうスーパーウーマンってイメージがありませんか?
しかし、完璧な人間なんて世の中に存在しません。
弱点を知ることで、ちょっと親近感が湧いたり、お局様と上手くやっていくコツが見つかればいいなと思っています。
こんな方におすすめ
- 外科病棟、お局様の弱点を知りたい人
- 初めての外科病棟でお局様と上手くやっていくコツ
外科病棟お局様の特徴
もここの定義では、お局様は”同じ部署で10年以上勤務している方”と認識しています。
外科病棟勤続10年以上のお局様は、以下のどれかに当てはまる場合がほとんどです。
チェックリスト
- 外科の疾患に関してはエキスパート
- 術前・術後の患者さんの観察・ケアができる
- ドレーン管理ができる
- WOC(皮膚・排泄ケアの認定看護師)を目指そうとする人が多い
- 緩和ケアに詳しい
ドレーンといっても色んな種類のドレーンがあり、
例えば、胸腔ドレーン、J-VAC、SBバッグ、など全て把握しています。管理方法はもちろん、ドレーンの留置部位、異常な排液、異常な排液量、胸腔ドレーンのエアリーク・呼吸性移動なども完璧に理解しています。
あと、消化器外科では特にストマ造設の患者さんが多く、ストマの造設部位を決める資格を持った看護師がいたり、ストマ装具にすごく詳しかったり、認定看護師を目指すためにめちゃくちゃ勉強していたり、なんせその筋の専門知識を持ったお局様達は多いです。
外科病棟お局様の弱点
それがあるんです!
上記の項目を見れば、スーパー・エキスパート・なんでもできる看護師に見えますが、裏を返せば、それ以外のことは、
不得意ということです。
お局様の弱点
- 内科疾患が苦手
- 心電図が読めない
- 点滴ルートを取るのが意外と下手くそ
- 血液培養を一人で採取できない
詳しく解説していきまね。
内科疾患が苦手
当たり前のことなんですが、外科疾患しか知らないため、内科系の疾患が苦手です。
外科疾患は、簡単に言えば手術で悪いところを切ったら治り(全ての患者さんがそうではないですが)、回復過程が目に見えるので、わかりやすいし、やりがいに繋がりやすかったりします。
内科疾患は、治療が複雑で入院期間も長く、同じ状況がずっと続き、簡潔に治療が終わらないところが慣れないみたいです。
心電図が読めない
外科病棟で心電図を装着する時は、術後、化学療法中のみです。
大体の患者さんが、サイナス波形で問題ないことが多く、たまにPVCが出るだけで、病棟がザワつきはじめます。
心電図はいろんな波形を見て勉強することが大事なので、外科病棟ではなかなか心電図を知る機会は少ないと思います。
この前は、12ECGの病棟での検査に20〜30分ぐらいかかっていました。
(循環器病棟ではシバかれていますね!)
点滴ルートを取るのが意外と下手くそ
外科病棟は、点滴ルートを取る機会が非常に少ないです。
その理由として、
- 術前点滴がない(OP室でルートキープされる)
- 化学療法のルートキープは医師がおこなう
- 認知症の患者さんが少ないため、自己抜去が少ない
- 長期に点滴が必要な患者さんは、CVもしくはPICCが挿入されている
ルートキープも数をこなさないと上達しないし、外科病棟の患者さんは若くて血管もしっかりしている方が多いので、高齢者のほっそい血管は特に苦手みたいです。
あと、ルートキープする際におこなう採血が1人でできず、必ず誰かに介助してもらっています。
血液培養が1人で採取できない
これは、なぜ?と思ってしまうのですが、必ず誰かに介助してもらっています。
血液培養の検査数が少ないんでしょうか?
複雑な作業になると、1人でできないことが多いような気がします。
お局様と上手くやっていくコツ
自分が得意とすることと、外科病棟のお局様が得意とすることは違います。
外科のことは何にも知りませんが、代わりに”心電図読みますよ”、”点滴ルートとりますよ”などうまくアピールし、
お局様の弱点を補う存在になれば、かなり重宝されます。
ただ、
”こんなことも知らないんですか?”
”こんなこともできないんですか?”
は禁句です!