こんにちは、もここです。
先日、胸のしこりと痛みがあったため、乳腺リニックへ行ってきました。
私は毎年7月に乳がん検診を受けていて、自宅でも時々セルフチェックをしていたのですが、初めて自分の胸に「ゴリゴリ」としたものがあることに気づき、すごく怖くなり、パニックになってしまいました。
しかし、毎年検診に行っていたこともあり、「どんな検査をされるのか」「早期発見は大切」「もし乳がんになっても気持ちを共感してくれるコミュニティーがある」など知識としてあったため、すぐに冷静さを取り戻し、翌日クリニックに行き診察・検査を受けることができました。
結果「乳腺嚢胞」であり、治療の必要はないとのことでした。
国立がん研究センターがん情報によると、
日本人女性が生涯で乳がんに罹患する確率は9人に1人(2017年情報)となっていて、乳がんによる罹患率・死亡率ともに年々増加しているそうです。
しかし日本は未だに、乳がん検診の受診率が低く
【乳がん検診の国際比較】
アメリカ:80.8%
イギリス:75.9%
オーストラリア:55.0%
日本:41.0%
と言う結果が出ていました。
参考:厚生労働省「平成30年度がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン」
乳がんが増加した主な理由は、食生活の欧米化や、女性の社会進出などがあるといわれていて、死亡率の増加は検診率の低さが関係していると言われています。
欧米では検診受診率が上がっているため、早期発見できる人が増え、死亡率は減ってきているそうです。
乳がんは早期発見できれば95%以上が治るといわれていて、むしろ検診を受けずにいて発見が遅れる方が怖いと思います。
では、日本人女性が乳がん検診を受けない理由はなぜなんでしょうか?
乳がん検診を受けたくない理由
- 「乳がんです」といわれるのが怖い
- 検診は痛いし、恥ずかしい
- 仕事や子育てで忙しい
- 費用が高い
「乳がんです」といわれるのが怖い
検診で乳がんが見つかるとショックを受けるのは当たり前です。しかし、検診を先延ばしにしても、いい事はひとつもありません。
自覚症状がないうちに乳がんを発見するための検診です。
検診は痛いし、恥ずかしい
最近では女性の技師さんが増えてきて、乳腺専門のクリニックなどは、ほぼ女性の技師さんが検査をしてくれます。
私は何度も検査を受けているので、だいぶ慣れてきたし、検査技師さんも羞恥心に対する配慮もきちんとしてくれるので、恥ずかしい気持ちはだいぶ薄れてきました。
むしろ恥ずかしがっていると、検査に時間がかかってしまい、そっちの方が私は嫌だなと思っています。
マンモグラフィー検査は多少の痛みを伴いますが、ゆうても数分我慢するだけです。
あと、私は検診を受けた日は、ご褒美も兼ねて少し贅沢なランチを食べるようにしています。
検診の日に楽しみを作っておくと、気持ち的にも楽になります。
忙しい
平日の日中は仕事で忙しい人であれば、今は土日や夜に受診できるクリニックもあります。
費用が高い
40歳以上からは各自治体送付する「検診クーポン」というのがあり、検診を無料もしくは割引価格で受けることができます。
40歳以下の方は、検診費用は全額自己負担となり、マンモグラフィー検査5,000円前後、超音波検査4,000円前後かかってしまいます。
乳がん検診を受けるのは自分で自分の命を守るため。
検診を受けるまでは憂鬱な気分になるのですが、1度検診を受けてみると、「あっ、検診ってこんなモンなんや」と思えるので、怖がらず受けて欲しいです。