こんにちは、もここです。
ある日の出来事。
患者さんの情報収集していると、話があると師長さんに呼ばれ「何かやらかしたか!?」と、ここ最近の出来事を一生懸命思い出し、おそるおそる師長さんと共にスタッフルームへ。部屋に入りたわいもない会話をおこなった後、しだいに内容がコロナに関する話題へ。なんか嫌な予感がするなと思ったら突然、
師長さん「率直に言うね。申し訳ないけど、コロナ病棟で働いてくれないかな?」
「へっ!?アテクシ?アタクシですの?」
「感染とか大丈夫??」
「また父ちゃん、母ちゃんに会われへんくなるやん」
「婚活できへんくなるやん」
その他にも、特殊な環境の中での業務、寄せ集めのスタッフで作られた病棟、出口の見えない不安、今後の生活をどうしていけばいいのかなど、怒り・悲しさ・虚さ・・・、色んな感情が頭の中をめぐりました。
まさに「人生オワタ\(^o^)/」
しかし、よくよく考えてみると、
独身・ひとり暮らし・そこそこの経験者
コロナ病棟の人材としてはパーフェクト・オブ・パーフェクトいや、コロナ病棟のために生きているといっても過言ではない逸材。
恨みます、婚活で失敗していることを
恨みます、高い家賃払ってひとり暮らしをしていることを
恨みます、何年も看護師してきたことを
そしてきわめつけは、ナース界特有の精神「自己犠牲・イズ・ザ・ベスト」
自己犠牲で成り立つナースの世界で育ってきた私は、断ることの恐ろしさを誰よりもよく知っている。これはパワハラではなく、洗脳。
「私が行かなくて誰が行くんですかー!」
「頑張ってきまーす!・・・」
「まーす!・・・」
この世界で生き抜いていくためのベストな選択・・・